みらいハイスクール共創校の生徒なら誰でも利用できる、オンライン探究プログラムの「地域みらいキャリア」。今年度は3つのコースを準備しており、参加する生徒はこれからの学び方・働き方を、他校の生徒も含めた仲間とともにとことん話し、相談できるいろんな大人と出逢います。
今回は、3年生向けに展開している「総合型選抜ゼミ」の最終発表会が行われました。大空高校から3名、島根中央高校から1名、隠岐高校から3名、大崎海星高校から2名の合計9名がこれまでのオンライン授業を経て、最終発表会に登壇しました。これまでの授業の参加率は驚異の100%。それだけ生徒にとっても有意義な時間だったと考えられますね。
<総合型選抜ゼミのポイント>
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自分のことを客観的に分析できる方法を学べる
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「自分について」「学びたいこと」「やりたいこと」を言語化するためのアドバイスがもらえる
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実際に総合型選抜を受けた先輩と話せる
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総合型選抜の選考書類が完成できる
<総合型選抜ゼミの目指すところ>
- 志望大学のことを適切に分析できている
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自分のことを客観的に分析しそれを人に伝えられるようになる
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高校3年間や今までの人生を振り返り、自分のやってきたことに納得する意味づけ価値づけができている
- 自分が大学で学びたいこと・やりたいことが明確になっている
このような総合型選抜ゼミの最終発表会がオンラインで開催されました。発表会のテーマは「志望大学へのモチベーションを3分で伝えよう」というもの。講師からは、大学職員が聞いているつもりでやりましょうねとの声掛けが見られました。また、観覧者側には、「生徒の発表中に気になったことはチャットで問いをどんどん投稿してください」との言葉もあり、その場にいる全員が参加型の最終発表会となりました。
生徒一人ひとりの発表がどんどん進みます。生徒の表情を見ていると、どことなく自身に満ちたような表情が感じられることが印象的。それは、ここまでの授業で積み上げてきたことはもちろん、画面上には一緒に同じ目標をもって取り組んできた仲間たちの存在があったこともきっと大きいのではないでしょうか。
観覧者からは
「あなたの理想のコミュニティ像とはどんなものでしょうか」
「研究におけるチームワークとはどのようなものでしょうか」
「あなたの理想の保育とはどんなものですか」
「どのような状態が、“地域”が“活性化”していると定義できそうですか」
「あなたが幸せを感じた“空間”はどこですか。それは何故ですか」
「なぜ“専門職大学”なのですか。どういった点が大学やあるいは専門学校などより、自分に合っていると考えたのですか」
など、本番さながらの“問いのプレゼント”が数多く投稿されました。
登壇した高校生たちは、しっかり自分の思いとストーリーが言語化されており、驚いた人も多くいたことでしょう。観覧していた学校の先生たちも刺激を受けたようです。とある先生からはこんなチャット投稿もありました。
「素晴らしい機会をありがとうございました。生徒たちの成長が見られて、何より他の学校の生徒の皆さんの素晴らしいプレゼンを見ることができ、とても刺激的でした!」
我々、運営側も日々成長していく生徒の皆さんの姿を目の当たりにし、とても多くの刺激と学びを頂きました。これから入試本番までもうひと踏ん張りだと思います。運営側として、全力で生徒の皆さんをこれからも応援しています!