「授業や部活などの選択肢が少ない。専門の大人もいない。」
「自分と興味があう子とマニアックな話とかで盛り上がりたい。他の学校の高校生たちと交流したい、つながりたい。」
「ずっとこの町で育っているので、すべてが当たり前。地域の魅力や課題とか言われても良くわからない。自分ももっと外の違う地域を見てみたい。」
「この地域にいる人や仕事にしか会えない。いろんな生き方や仕事を知りたい、話を聞いてみたい。」

この言葉の背景には、地域の小規模校を取り巻く環境ならではの課題があります。

・生徒数の減少に伴う学級減と教員数の削減
・教員が専門以外の科目も教えていることの常態化
・塾や予備校、図書館、フリースクール、教育NPO等の学校外教育機関が存在しない

等のような、教育資源・リソース不足が挙げられます。

みらいハイスクール構想では、高校魅力化が先進的に進む学校・地域同士が繋がりあいネットワーク化していくことで、資源の共創確保や共有化、コストシェアを行っていきます。また、本構想に共感をする都市部の私立高校や企業、大学もネットワークに参加します。

このことにより、みらいハイスクール共創校の生徒に、

地域外の多様なロールモデル・社会資源に日常的に触れることができる（オンライン活用）

「都会→地域」に捉われず、学びたいときに学びたい場所で学ぶことのできる、
多様な越境を経験することができる（自由越境圏の創出）

こうした魅力ある教育環境を提供していくことを目指しています。

＜学校と企業のコラボレーション＞

実績例
東武トップツアーズ株式会社とのコラボレーションを行い、生徒が自身のいる地域を舞台にした「教育旅行プラン」を創出するプロジェクトを推進。その過程では、実際に生徒たちが東大阪市に出向き、商店街などをめぐりツアーの作り方を学ぶための実地ワークショップを開催。


＜学校同士のコラボレーション＞

例えば…
・お互いの文化祭でコラボレーションしたり、出店しあう
・数学の授業で、オンラインで繋がりあって、授業を行う
・情報の授業で、一緒に製作ワークショップを行う
・1校ではできない部活動を学校を越えクラブ活動化していくことができる

共創校は、高2単年留学の受入環境が整備された学校です。
短期越境やオンラインでの繋がりを推進していく中で、「日本の地域へ1年間越境してみたい」という希望が生徒がでたら、お互いに送り出しあい、受け入れあうということが可能です。

単年留学期間中は、寮や下宿、ホームステイ、シェアハウスなど地域それぞれに整備された住環境の中で、自立した暮らしを送ります。

※住環境により人数制限あり。面接などの選考も行います。

2泊3日～3泊4日の「地域・学校との連携による越境探究プログラム」。その地域ならではの体験や魅力的な大人、同世代との交流を通してたくさんの学びやつながりが生まれる「地域みらい旅」を展開。 みらいハイスクール共創校の生徒は、自分の行ってみたいプログラムにプログラム参加費無料（交通費別途）で参加することが可能！
※参加希望の多いプログラムは選抜になる場合もあり

＜2024年度に実施予定＞
・北海道大空高等学校/大空町への3泊4日の旅
・宮崎県立飯野高等学校/えびの市への2泊3日の旅
・島根県立隠岐高等学校/隠岐の島町への2泊3日の旅
・広島県立大崎海星高等学校/大崎上島町への2泊3日の旅
・島根県立島根中央高等学校/川本町への2泊3日の旅
・山形県立遊佐高等学校/遊佐町への2泊3日の旅
・都市部への旅も鋭意設計中！

※現地で地域・教育魅力化プラットフォームのスタッフや受入先地域・学校関係者等、実績あるスタッフが司会・進行を行うことによる安心のプログラム

「これから社会はどう変わっていくんだろう？」「自分らしく働いて生きていくには、どうすればいい？」 これからの学び方・働き方を、とことん話せる仲間ができる、相談できるいろんな大人と出逢える、 オンライン探究プログラム「地域みらいキャリア」を展開。みらいハイスクール共創校の生徒は希望を出せば、参加費無料で受講することが可能！

３つのタイプのプログラムを展開

高１：みらい探究コース
”キャリア”の考え方、今の社会における”はたらく”をひも解きながら、ロールモデルにインタビューを行い、自己理解を深める。未来の自分の生き方 / 働き方を探究するコース。

高２：まなび探究コース
”まなぶ”ってなに？を起点に、今ある最先端の”まなび ”を知り、高校卒業後の選択肢を増やす。自分の視野や進路の可能性を拡げるコース。

高３：総合型選抜ゼミ
高校３年間の活動を振り返って整理し 自分だけの探究テーマと活動の社会的意義を言葉にして磨いていきます。難関大学の総合型選抜入試に挑戦したい人向けのコースです。